前回は、B邸を快適にするために重要な、空気環境の維持についてご説明しました。
今回は、B邸の照明コントロールについてご説明します。
照明器具をひとつひとつ付けたり消したりするという概念は、スマート・ホームにはありません。
夜の時間や、食事や食後といった生活シーンごとに、LDKを中心とした間取りごとに必要かつ快適な照明計画を作成し、そのためのプログラムを施していきます。
B邸でコントロールの対象となっている照明は全32系統。
「系統」というのはいわゆるゾーン分けされたエリアのことで、
実際に取り付けられている照明器具はこれよりずっと多いのです。
これらは直接は調光器が制御するのですが、
その調光器を束ねて動かしているプログラムがクレストロンのホームコトローラーです。
一方、トイレや廊下の照明はセンサーで動作する仕組みになっています。
これらはスイッチやコントローラーで制御すると言うよりも、
人が来たことを感知してフリーハンドで自動化したほうが適切だからです。
敢えてスマート制御の対象外にするというのも大切な判断です。
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