今回から、「スマートホームの基礎」と題した連載をはじめます。
いまや、「スマートホーム」という言葉はいろいろな使われ方をします。
でも、一般によく知られている内容と、私たちのSUITE Smarthomeが考えて実践している内容は、結構違うんです。
そこでまず、一般ユーザーのみなさんや設計士さま、インテリアコーディネーターさまといった、様々な方を想定して、分かりやすくご説明出来ればと思います。
さて、「スマートホーム」あるいは「ホームオートメーション」ときいて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?
まず似たような概念をおさらいしながら整理してみましょう。
(1)スマートハウス
一時期、住宅メーカーなどが積極的に提唱していた「スマートハウス」というのがありました。
これは、太陽光発電などを活用した”省エネ”に重きをおいた住宅のことで、HEMS(Home Energy Management System)でエネルギーの見える化と制御を行うのが特徴です。
ひとことでいうと「エコ」住宅。
IT技術を使った住宅という意味では、次にご紹介する「スマートホーム」と同じですが、IT技術を導入する目的が違います。
(2)スマートホーム
一方の「スマートホーム」とは、家にあるあらゆるIoT(Internet of Things)機器をインターネットに繋ぎ、制御する住まいのことです。
SUITE Smarthomeが行っているのは、この(2)の「スマートホーム」。制御システムを「ホームオートメーション」といいます。
最近では、音声で操作するスマートスピーカーを切り口にしたスマートホームが花盛り。今年になってにわかに脚光を浴びています。
スマートスピーカーも「スマートホーム」で使えるツールのひとつではあり、ご家庭で手軽にその仕組みを体験するにはよい素材です。
次回ご説明しましょう。
<今回のまとめ>
- 「スマートハウス」と「スマートホーム」は違う。
- 「スマートスピーカー」も「スマートホーム」の道具のひとつ。
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