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前回に引き続き、SUITE Smarthomeをご自宅に導入するにあたり必要な項目について、今度はハードウェアの面にスポットを当ててご紹介します。

1、クレストロン ホームオートメーションシステム

先ず必要なのは、ホームオートメーションのシステム機器そのもの、心臓部です。全体を制御するシステムコントローラのほか、各部屋、エリアに設置するキーパットや、自動的に動作させるためのセンサーなどがあります。SUITE Smarthomeでは、これに世界最大手で歴史のある信頼のブランド=クレストロン社の製品を選んで使用しています。

2、インターネット環境

SUITE Smarthomeは、各機器の通信・制御をインターネット経由で行います。

セキュリティと安定性を重視するため、原則として家の中を有線LANで繋ぎます。

また、それに必要な電気設備環境を整えます。

光ファイバーを使ったインターネット環境の普及で、一般家庭でもHUBを用いてLANを各部屋に這わせるケースが多くなりましたが、SUITE SmarthomeではPoE(Power over Ethernet パワーオーバーイーサネット)と呼ばれるLANケーブルだけで通信と電力供給を行うタイプのHUBも使っています。

3、IoT家電、設備

そしてそれぞれスマートホーム対応した家電等の機器を揃えます。

(1)照明

シーンに合わせて調光を行います。そのため、クレストロンの照明ユニットを導入します。

従来、調光と言えば白熱球などに用いられる位相制御方式でした。ところが、現在主流のLEDではPWM(Pulse Width Modulation )方式が主流です。クレストロンの照明ユニットを導入することで、位相制御方式のものも混在させて調光でき、多彩な照明デザインが可能となるのです。なお、片切スイッチを混在させることも可能です。

(2)窓廻り

電動カーテンレールやブラインドを用意します。SUITE Smarthomeでは赤外線で制御しますので、電源の接続とともにIRエミッタを設置します。

さらに、接点電動のシャッターも制御できます。

(3)エアコン、床暖房、お湯はり

エアコンなどにHA(ホームオートメーション)ないしJEMA(日本電機工業会規格端子-A)がついていれば、エアコンのON/OFFなどの制御や確認ができます。

また、SUITE Smarthomeでは、日本で唯一、イスラエルのクールオートメーション社製COOLMASTER NETを採用し、これまで連携が難しかった様々なメーカーのエアコンを制御できるようになっています。

(4)マルチルームオーディオ、ホームシアター

ネットワークオーディオといえば、ホームネットワーク上のNASなどに蓄えた音源のほか、いまはさまざまなインターネットサービスが提供されているので、いつでもどこでも自由に違う曲を再生できるといいですよね。

SUITE Smarthomeなら、オーディオ機器などはバックヤードにまとめ、各部屋に設置したキーパットとネットワークを通じてコントロールすることで、部屋ごとに異なるサービスの異なる音楽を掛けたりといったことが自由自在にできます。

(5)電気錠、カメラ

電気錠も、施錠解錠を制御するためのHAないしJEMA端子が必要です。

また、監視カメラについては、先にご紹介したPoEハブとネットワーク接続することで、カメラ本体にも給電が行われます。

PTZ(パン・チルト・ズーム)カメラを使えば、カメラをコントロールして任意の場所を注視することもできます。

 

それぞれでどの機器を選ぶかも、お客様のお好みや、タッチパネルの操作に慣れておられるかといった事情も加味しつつ、設計様や工務店様、インテリアコーディネーター様などと摺り合わせながら、インストーラーが相談を重ねて決定していくことになります。

次回は、具体的なタイムフローについてご説明します。


<まとめ>

Suite Smarthomeのプランニングでは、対応機器がホームオートメーションに応えるかどうか個別に吟味する。

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