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前回は、ホームオートメーションでDALI(ダリ)システムと連携して照明を制御する意味についてご紹介しました。

[これからの照明制御1]DALIをクレストロンで制御する意味

今回は、実際にどんなテストを行ったのかについて、もうすこし具体的にお伝えします。

そもそもDALIとは、Digital Addressable Lighting Interfaceという照明制御の国際標準通信規格で、通信プロトコル(共通言語)が公開されており、汎用性と拡張性に優れ、各社が対応機器を製品化しています。

照明機器を1台単位で制御できるほか、グループでも制御可能。たとえば、リビングやダイニング、キッチンを任意にエリア分けしてシーンチェンジしたり、全館を一括で制御するなど細やかな設定が可能です。また、ネットワークを通じて現在の照明の状況もフィードバックされるので、フロアを跨いだ制御も分かりやすくて容易です。

今回のテスト環境ですが、まずSmartHomeで用いているクレストロンのコントローラーであるDIN AP3(写真上)のほかに、DIN DALI2(写真下)をイーサネットで接続します。

ここからDALIのLED調光器SR-2303DIN(Dimmer)に接続。これ1台で、4系統の調光をしてくれます。

1本のカラーのLEDテープライトを接続し、今回は24V電源を受けて、24V×4系統をR/G/Bの3色(+White)に充てて明るさと色味を自由に変化させる調光をしてみます。

(図版はSUNRICHERの公式HPより引用)

PC上で設定(コンフィギュレーター)し、何の信号が送られているかをモニターする一方、ネットワークを通じてDALI照明の状況を調べます。

LEDテープライトのほかにもう1系統、定電流・定電圧を出力するLED調光器MU015S105AQI370で、白いLED電球(写真左下のダウンライト)を動かします。

このふたつにより、たとえば店舗やリビングを想定し、カラーのテープライトによるムーディーな間接照明と、白色のダウンライトを組み合わせた調光システムのシミュレーションができました。

細かいメニューや動作のタイミングなどは、実際に接続して動作させてみなければ分かりません。今回のように、SmartHomeでは各業界の第一人者と連携し、知識と経験をアップツーデートしています。

当日の模様は、以下のSmartLight(株)さまのYouTubeチャンネルで動画にてご覧になれます。チャンネル登録もお忘れなく!

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