前回は、最先端のIPインターフォンAkubox(アキュボックス)を採り上げました。
オープンなプラットフォームを使い、スマートフォンをカギ代わりにしてオートロックとの連動もスムーズに図れる優れものであることがおわかりいただけたと思います。
このように、入退室の権限を保有する者がいて、来訪者の手許にスマートフォンがあるのならば、玄関に本格的なインターフォンは必要ないのではないか? という疑問が生じます。
来訪者を確認したいのであれば、AXISのような監視カメラもありますから、必要に応じてそれを観ればいいようにも思えます。
ところが、宅配屋さんやお客様など、不特定ないし予定外の来客の場合を想定してみてください。そのたびに入場のためのライセンスを与えるわけにはいきません。この場合に活躍するのは、やはりインターフォンなのです。
すでに通販が発達している欧米でも、玄関にインターフォンを導入する必要がある理由は、主に宅配業者への対応を考慮してのことです。
実際、日本国内でもAkuboxや2nの導入事例として多いパターンは、集合玄関機とスマートフォンを使うという組み合わせなのです。
つまり、
・スマートキーがあっても玄関にインターフォンは必要
・宅配業者対応、とくに集合玄関機はひじょうに役立つ
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